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ケアマネになるために必要な条件と流れ【合格者がやったことまとめ】

 

介護士の皆さん、ケアマネジャーになるための道のり、把握できていますでしょうか?

 

ご自身の将来にも関わるかもしれないので気になっている人も多いはず!

一方で、正しい情報がなければ、無駄な時間や労力を費やすだけでなく、キャリアチャンスを逃してしまうかも…。

そこでこの記事では、ケアマネジャーになるための具体的な条件、試験の合格のための効果的な勉強方法、資格取得後のキャリアパスからそして介護業界の最新動向までわかりやすく解説します。

この記事を読むことで、ケアマネジャーへの道がはっきりと見えてくるはずです。

 

「早く知っておけば…。」

と後で後悔しないためにもぜひ最後までお読みいただき、ご自身の将来に役立ててください(*^^*)

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それでは以下から解説していきます!

 

ケアマネジャーになるための条件

ケアマネジャーになるためには、主に2つの重要なステップがあります。

一つ目は、介護支援専門員実務研修試験に合格すること、そして二つ目は必要な実務経験を積み、その後研修を受けることです。

これらの条件を満たすことが、ケアマネジャーへの道を切り開く鍵となります。

以下から、それぞれ見ていきましょう。

条件1:試験の合格

ケアマネジャーになるためには、まず「介護支援専門員実務研修試験」に合格する必要があります。

この試験には特定の国家資格を保持していることが受験条件となります。

具体的には、医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士(管理栄養士含む)、精神保健福祉士のいずれかの資格が必要です。

さらに、これらの資格に基づく実務経験が通算5年以上あり、そのうちの900日以上を従事していることが求められます。

これらの条件を満たすことで、試験の受験資格を得ることができます。

条件2:研修の受講

試験に合格した後、介護支援専門員実務研修を受ける必要があります。

この研修は、ケアマネジャーとして必要な専門知識や技能を身につけるためのもので、研修時間は合計で87時間に及びます。

研修を修了することで、ケアマネジャーとしての資格が正式に与えられ、実際の業務に従事することが可能になります。

ケアマネジャーになるまでの流れ:最短で8年です

ケアマネジャーになるための道のりは、決して短いものではありません。

実際には最短でも8年の時間が必要です。

 

このプロセスは、初任者研修から始まり、資格試験の合格、研修の受講といった複数のステップを含みます。

ここでは、ケアマネジャーになるために必要なそれぞれのステップを詳しく見ていきましょう。

ステップ1.初任者研修

介護職員初任者研修は、介護職としてのキャリアをスタートさせるための基礎的な研修です。

この研修は、約130時間の講義と演習で構成されており、修了試験に合格することで資格を取得できます。

筆記試験で行われるこの試験は、介護の基本的な知識や技術が身についているかを確認するためのものですが、難易度は高くなく、講義内容をしっかり理解していれば合格はほぼ確実です。

万が一試験に落ちた場合でも、多くのスクールで再試験の機会が提供されますので、安心して挑戦することができます。

 

初任者研修は中学卒業資格があれば誰でも受講可能で、学歴よりも共感力やコミュニケーション能力が重視される介護の世界において、大きな一歩となります。

ステップ2.実務者研修

実務者研修は、より専門性の高い介護の知識と技術を身に付けるための研修であり、介護福祉士国家試験の受験資格を得るために必要なステップです。

この研修は、全20科目の座学と演習で構成されており、総学習時間は450時間以上です。

実務者研修を修了することで、介護福祉士国家試験の受験要件を満たすことができ、さらに訪問介護事業所での「サービス提供責任者」など、さまざまなキャリアの選択肢が広がります。

 

介護の専門性を高め、より質の高いサービスを提供できるようになるためには、この実務者研修が不可欠です。

ステップ3.修業期間:3年

介護福祉士国家試験の受験資格を得るためには、3年間の実務経験が必要です。

この期間中には、現場での実務を通じて、介護の基本的なスキルや知識を深め、実践的な経験を積むことができます。

ステップ4.介護福祉士合格

介護福祉士の国家試験に合格することは、ケアマネジャーになるための重要なステップです。

この試験の受験資格は、介護福祉士養成施設を卒業するか、実務者研修を修了し、必要な実務経験を積むことで得られます。

試験に合格すると、介護福祉士としての資格が与えられ、より専門的な介護サービスを提供することが可能になります。

ステップ5.修業期間:5年

介護福祉士の資格取得後、さらに5年間の実務経験が求められます。

この期間は、介護の専門性をさらに深め、ケアマネジャーとしての資質を高めるための貴重な時間です。

ステップ6.ケアマネ試験合格

ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格試験に合格することが、最終的な目標です。

この試験は年に1回、毎年10月ごろに実施され、合格することでケアマネジャーとしてのキャリアがスタートします。

ステップ7.研修:定期更新

ケアマネジャーの資格を維持するためには、定期的な更新研修を受講する必要があります。

更新研修は、資格の有効期限が近づいた際に受講し、資格を更新することで、継続してケアマネジャーとしての業務に就くことが可能になります。

 

この研修により、最新の知識と技術を身につけ、質の高い介護サービスを提供し続けることができます。

ステップ8.取得後の手続き

ケアマネジャーの資格試験に合格し、必要な研修を受講した後、介護支援専門員資格の登録申請と介護支援専門員証の交付申請を行う必要があります。

 

これらの手続きを完了すると、正式にケアマネジャーとして働くことが可能になります。

資格の有効期間は5年間で、期限を過ぎると失効するため、定期的な更新が必要です。

 

上記のステップを経て、ケアマネジャーとしての資格を取得し、専門的な介護サービスを提供することができるようになります。

ケアマネジャーになるまでの道のりは長く、多くの努力が必要ですが、その結果として得られる専門性とキャリアの成長は大きな価値があります。

ケアマネジャーになる難易度:合格率

ケアマネジャー試験の難易度は、一般的な資格試験と比較しても非常に高いとされています。

偏差値でみると約54程度と評価され、これは全受験者の上位約35%に相当する難易度です。

このことからも、ケアマネジャー試験がいかに要求レベルの高い試験であるかがわかります。

ケアマネジャー試験の合格率は、10〜20%程度とされており、これは他の介護・福祉系の資格試験と比較しても難易度が高いことを示しています。

2018年度からは受験資格の要件がより厳格になり、単に介護業務の実務経験があるだけでは受験資格を得られなくなりました。

この変更は、資格の品質を保ち、高い専門性を持つケアマネジャーを育成するための措置です。

 

また、ケアマネジャー試験の特徴的な解答方式も合格率が低くなる一因と考えられます。

試験は5肢複択問題で構成されており、介護支援分野や保健医療福祉サービス分野に関する幅広い知識が求められます。

このような形式は、試験の複雑さを高め、合格をさらに困難にしています。

 

令和4年度(2022年)のケアマネジャー試験の合格率は19.0%と報告されています。

この数値は、ケアマネジャーになるための難易度がいかに高いかを示しており、資格を目指す者にとっては相応の準備と努力が必要であることを意味しています。

しかし、この高いハードルを越えた際に得られる資格の価値は計り知れず、介護分野でのキャリアを大きく飛躍させることができます。

試験突破のためにやったこと5選:経験談

前述したとおり、ケアマネジャー試験の合格率は低く、多くの受験者が難易度の高さに直面しています。

しかし、適切な勉強方法と努力により、この難関を突破することは十分に可能です。

以下は、実際にケアマネジャー試験に合格したスタッフの経験に基づく、効果的な勉強法のトップ5です。

1.過去問5年分×3回

過去問を解くことは、試験の傾向と対策を把握する上で非常に有効です。

私は過去5年分の問題を3回繰り返し解きました。

これにより、試験でよく出るトピックや問題形式に慣れ、効率的な時間配分を学ぶことができました。

 

(入社40年以上の大ベテランより)

2.予想模試6回

実際の試験に近い形式の予想模試を6回受験しました。

模試は、試験の雰囲気に慣れるとともに、自分の弱点を明確にするのに役立ちます。

これにより、どの分野に重点を置いて勉強すべきかを特定することができました。

 

(教育担当者より)

3.休日は10時間勉強

試験合格を目指すには、集中的な学習が必要です。

私は休日を利用して1日10時間勉強するスケジュールを組みました。

長時間の勉強は疲れるものですが、合格への強い意志があれば乗り越えられます。

 

(現役管理者ケアマネより)

4.定期的な理解度チェック

学習の進捗を確認するために、定期的に理解度チェックを行うことが重要です。

私は「中央法規ワークブック」を使用しました。

このワークブックは具体的な問題を通じて、理解度を確認し、学習の方向性を調整するのに役立ちます。

 

(ママさんケアマネより)

5.隙間時間でYouTube

忙しい日々の中でも、隙間時間を有効に活用することが重要です。

私は移動時間や休憩時間を利用して、YouTubeで関連する講義や解説動画を視聴しました。

これにより、常に学習を継続することができ、より多くの知識を吸収することが可能になりました。

YouTubeは、様々な視点からの解説や、実際の試験での対応方法など、多様な情報を提供してくれるため、学習の補助ツールとして非常に役立ちます。

 

(若手新人ケアマネより)

 

これらの方法を組み合わせることで、私はケアマネジャー試験の難関を突破することができるはずです。

確かに努力と時間は必要ですが、適切な学習方法と継続的な取り組みがあれば、合格は十分に可能です。

アサヒサンクリーンに在籍するスタッフの経験談が、これから試験に挑戦する方々の参考になれば幸いです。

ケアマネになった後のキャリア

ケアマネジャーになった後のキャリアパスは多岐にわたります。

ケアマネジャーとしての基本的な業務に加えて、さらなる専門性を追求したり、リーダーシップを発揮したり、さらには独立して自分の事業を始める道もあります。

以下では、ケアマネジャーが進むことができるいくつかのキャリアパスについて紹介します。

キャリア1.認定ケアマネジャー

認定ケアマネジャーは、日本ケアマネジメント学会が行う資格試験に合格した介護支援専門員です。

この資格を取得するためには、以下の条件を満たす必要があります。

 

  • 介護保険法に基づき介護支援専門員として登録されていること
  • ケアマネジャーとして3年以上の実務経験を有すること
  • 学会が行う資格試験に合格すること

 

試験は書類審査と口頭面接で構成され、事例を提出し、それに関する質疑応答が行われます。

認定ケアマネジャーは、専門性が高く評価される資格であり、キャリアアップの一環として目指す価値があります。

キャリア2.主任ケアマネジャー

主任ケアマネジャーは、ケアマネジャーの上位資格であり、チームのリーダーとしての役割を果たします。

2006年の介護保険制度改正と同時に設けられたこの資格は、研修を受講したケアマネジャーが取得できます。

 

主任ケアマネジャーの役割には、多職種との連携、他のケアマネジャーへの助言や新人育成、ケアプラン作成のサポート、地域包括ケアシステムの構築などが含まれます。

専門性やサービスの質を高めるための重要な役割を担っており、需要が高まっている資格です。

キャリア3.社会福祉士

ケアマネジャーの経験を活かして、より幅広い分野で活躍するために社会福祉士の資格を目指すことも一つのキャリアパスです。

社会福祉士は国家資格であり、ケアマネジャーの経験は社会福祉士の受験資格を得るための「相談援助業務」に該当します。

社会福祉士の資格取得は難易度が高いとされており、国家試験の合格率は約27.9%です。

しかし、この資格を持つことで、社会福祉の分野でより広範なサービスを提供することが可能になります。

キャリア4.独立

ケアマネジャーとしての経験と知識を活かして独立する道もあります。

特に居宅介護支援事業所の開業は、独立を目指すケアマネジャーにとって一つの選択肢です。

 

この事業所は主任ケアマネジャーの資格があれば、一人でも立ち上げることが可能です。

独立後は、一定の規模内で自分自身の事業を運営し、介護サービスを提供することができます。

独立には法人格の取得など、事業を始めるための一連の手続きが必要ですが、自分のビジョンに基づいたサービスを提供できるという大きなメリットがあります。

 

これらのキャリアパスは、ケアマネジャーが取ることができる数多くの選択肢の一部に過ぎません。

ケアマネジャーとしての経験と専門性を活かし、自分に合ったキャリアを築くことが可能です。

ケアマネの将来:直近の動向

ケアマネジャーとしてのキャリアは、現在および将来においても非常に重要な役割を果たし続けると予想されています。

日本の高齢化が進む中で、ケアマネジャーの資格は廃止される予定はなく、むしろその需要はさらに高まると考えられています。

居宅介護支援事業所の数は年々増加しており、それに伴いケアマネジメントの利用者数も増えています。

 

この傾向は、今後も続くと見られています。

高齢者の増加により、個々のニーズに合ったきめ細かいケアプランの作成や、多様なサービスの提供が求められるようになります。

このような状況下で、ケアマネジャーは高齢者やその家族にとって不可欠なサポートを提供する役割を担います。

 

また、ケアマネジメントの分野は、技術的進展や社会的変化に伴い、進化し続けています。

新しい介護技術の導入、政策の変更、社会保障システムの改革などが、ケアマネジャーの業務に影響を与える可能性があります。

そのため、ケアマネジャーとして活躍するためには、常に最新の知識を身につけ、柔軟に対応する能力が求められます。

結論として、ケアマネジャーの役割は、今後も日本の社会において非常に重要なものであり続けるでしょう。

 

高齢化社会の進展とともに、ケアマネジャーの需要は増加し、その職務内容もさらに多様化すると考えられます。

これはケアマネジャーとしてのキャリアを目指す者にとって、大きな機会となると同時に、専門性の高いサービスを提供するための挑戦でもあります。

 

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アサヒサンクリーンでは、高い専門性を持ち、社会に貢献したいという情熱を持ったケアマネジャーを常に求めています。

高齢化社会においてケアマネジャーの役割はますます重要になっており、私たちはその挑戦を共にできる仲間を歓迎します。

もし、あなたが介護の分野でキャリアを築きたいと考えているなら、ぜひご検討ください。

ケアマネジャーとしての成長を全力でサポートします。

 

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